d_036269 Dear my Sweet Devil

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大丈夫。
絶対。
大丈夫だから。

いつものように朝起きて、いつものように学校に行き、いつものように彼女とお気に入りの場所に来ていた。

『何かね。
私、悪魔らしいんだ』
彼女はそう言って、既に自らの運命を知り始めていた。

あるはずのないもの、今だから気づけたこと、すぐそばに在るもの、本当に守りたかったもの――。

気づけば、僕は気づいていないことだらけだった。

僕たちは、ごく普通の毎日を送るはずだった。

この先に残された儚き虚像は、君がくれた夢、そして優しい嘘――。

御伽話も悪魔の翼もない世界で
もっど見せる