d_676101 218号が旅館でベジ○タと相部屋に?プライドの高い二人はいがみ合うが次第に…

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静かな山間の温泉旅館。
手違いで同じ部屋に泊まることになったベジータと18号は、風呂上がりの浴衣姿。

「おい、まさか貴様と同じ部屋とはな…全く不愉快極まりない。
さっさと布団を敷け、女!」
『はあ?
自分でやればいいだろ、この役立たずのサイヤ人。
ていうか、なんで私が女扱いされなきゃならないんだ。』
ベジータはイラつきながらも布団を敷き始める。
視線が、湯上がりで肌が艶やかな18号の首筋に一瞬向かう。

「…ちっ、手間かけさせやがって。
いいか、絶対に私の縄張りに入るなよ。
少しでも近づけば消し炭だ!」
『誰がお前の縄張りに入るか。
この部屋は私にとっても最低の空間だ。
ジロジロ見んな!』
ベジータは慌てて顔をそむける。

「ば…バカな!
誰が貴様など見ているものか!
私はただ、壁のシミを凝視していただけだ!」
『壁のシミ?
ふふ、嘘つけ。
お前の視線、さっきから私の身体を舐めるように見てるぞ。
私の色気に興奮してるんだろう?
正直に言えよ、プライドの塊め。』
「…ふん!
色気だと?
笑わせるな!
貴様のような鉄クズに、私を興奮させるなど万年早いわ!
貴様の勘違いも甚だしい!」
『へぇ、そうか。
ならなんでそんなに顔が赤いんだ?
風呂の熱のせいか?
それとも私の湯上がりの姿に動揺してるからか?』
「動揺などしていない!
これは…これはただ暑いだけだ!
この旅館の空調はなっていないな!
全く!」(ベジータは顔を扇ぐ)
『空調なんて付いてないだろ、この部屋。
見苦しいぞ、ベジータ。
自分の欲望くらい認めろよ。
みじめだ。』
「うるさい!
貴様ごときにみじめ呼ばわりされる筋合いはない!
貴様など戦闘服を着ていようが浴衣を着ていようが、私にとっては取るに足らない敵でしかない!」
『取るに足らない敵にしては、随分と熱心に視線を送ってくるじゃないか。
さっきから、また私の足を見てたぞ。』
ベジータは再びギョッとして視線を逸らす。

「な…足など見ていない!
私はただ、畳のホコリが気になっていただけだ!
貴様はすぐに自分に都合のいい解釈をする傲慢な女だな!」
『ふふ、傲慢なのはお互い様だろ?
ベジータ。
そんなに必死に否定されると、かえって真実味が増すな。
お前が私の魅力に打ちのめされているのは明白だ。』
「ふざけるな!
打ちのめされているのは貴様の妄想だ!
貴様のその自信過剰ぶりには反吐が出る!
さあ、早く寝ろ!
貴様の醜い顔を見ていると気分が悪い!」
『醜い顔ね。
その醜い顔に、お前は何度も視線を奪われてるわけだ。
ねえ、ベジータ。
私の浴衣の合わせが、そんなに気になるか?』
「合…わせだと!?
私はサイヤ人の王子だぞ!
貴様のそんな薄っぺらい誘惑に屈すると思うか!
今すぐその話をやめろ!」
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